測量士
◆資格の概要
測量士とは、技術者として「基本測量(すべての測量の基礎となる測量)」、「公共測量(国または地方公共団体の実施する測量)」に従事するために必要な国家資格であり、測量に関する計画を作成し、または実施する者です。
◆資格取得の方法
測量士になるには、以下の方法があります。
①文部科学大臣の認定した大学、短期大学、又は高等専門学校において、測量に関する科目を修め、当該大学等を卒業し、測量に関し実務経験(大学は1年以上、短大・高等専門学校は3年以上)を有する者が、登録申請書を購入し、国土地理院へ登録する。
②国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設において1年以上測量士補となるのに必要な専門の知識および技能を修得し、測量に関して2年以上の実務経験を有する者が、登録申請書を購入し、国土地理院へ登録する。
③測量士補で、国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設において、高度の専門の知識及び技能を修得した者が、登録申請書を購入し、国土地理院へ登録する。
④国土地理院が行う測量士試験に合格し、登録申請書を購入し、国土地理院へ登録する。
◆取得後の進路と業務内容
資格取得後の主な就職先としては、測量士事務所や建築・土木・不動産業界となります。
工事予定地などに出向いて測量を行い、結果を計算して現場で基準点の正確な設定を行うのが主な仕事です。
◆資格取得のメリット
測量士資格取得のメリットとしては、測量・土木会社への就転職や、昇給昇進に有利になります。
あるいは、測量会社を自ら立ち上げることも可能になります。
また、関連する「土地家屋調査士」試験では、測量士か測量士補のどちらか一方の資格保持により、
午後の部の試験が免除になります。
◆ニーズと将来性
都市再開発や、道路建設などの公共事業関連の仕事が多いため、測量士のニーズは安定しているといえます。
また、建築物、道路や橋、鉄道・空港・港湾などのあらゆる土木建設工事の基本となる土木構造物を作るには、
精密かつ高度な測量技術が必要とされ、これらを行えるのは「測量士」「測量士補」のみであるため、
有資格者は欠かすことのできない重要な存在になっています。
土木事業関連以外にも、自動車のカーナビ、GPS装置の開発などにも測量の技術が必要とされていて、
私たちの日常にも深く浸透しています。情報化社会が進展する現在において、そのニーズは高まっています。
◆資格試験について
受験資格は、年齢、性別、学歴実務経歴などに関係なく誰でも受験できます。
2007年の測量士試験の合格率は11.3%です。
測量士試験の受験者数は4000名前後で合格率は5~9%と、相当な難関試験となっています。
数ある国家試験の中でも受験者数が大変多く、人気のある資格試験のひとつといえます。